TNLメディアジーンと91APPが、AIを活用した新しいリテールメディアネットワークを構築

2024/04/30 TNL Mediagene
リテールメディアネットワーク2.0(以下、RMN2.0)は、アジアの次世代メディアグループと台湾をリードする上場D2C SaaSプロバイダーの強みを融合させ、広告主がユーザーの購買行動先でリーチできる強力な新ツールを提供します。

台北/台湾および東京/日本発(2024年4月30日)-- アジアの次世代デジタルメディア企業であるTNLメディアジーンは、台湾をリードする上場D2C SaaSプロバイダーである91APPと協業し、新しいリテールメディアネットワーク「RMN 2.0」を開発すると発表しました。

91APPのAIアプリケーション「jooii®(ジョーイ)」を搭載し、TNLメディアジーンが日本と台湾で展開する22のメディアブランドのデータとインサイトを統合したRMN2.0は、広告主が買い物をするユーザーにより効果的にアプローチできるようにすることを目指しています。多くのプラットフォームで「クッキー」が廃止されるなか、従来のデジタル広告主はユーザーにアプローチする新しい方法を探しており、特に、既に取引が行われている小売環境におけるデータの価値は非常に大きいと、TNLメディアジーンのCEO兼共同創業者であるジョーイ・チャンは言います。

TNLメディアジーンは、メディアへの強い影響力、幅広いユーザー層へのリーチ、デジタル技術力、データ処理能力を有するだけでなく、データを効果的に活用し、ユーザーのプライバシーを保護しながら的確なマーケティングを提供する方法を継続的に開発しています。同グループのエーディーツー(Ad2)部門は、台湾をリードするデジタル広告ネットワークです。今回の91APPとの協業は、小売メディアにとっても好ましいプラットフォームとなるだろう、とジョーイ氏は語りました。

進化する D2C (Direct-to-Consumer) と実店舗を持つ小売のeコマースのトレンドに対応するため、台湾で初めてTPExに上場した栄誉あるSaaSソフトウェアサービス企業であり、OMO (Offline-Merge-Online) 小売ソフトウェアクラウドサービスプロバイダーである91APPは、独自の小売AIモデル「jooii®」を統合した包括的なコマースソリューションとマーケティングソリューションを提供しています。この統合は「jooii®」を活用し、実用的なインサイトと小売ブランドに合わせた提案を提供することで、小売戦略を強化します。TNLメディアジーンとのRMN 2.0コラボレーションは、小売分野における「jooii®」のリーチをさらに拡大します。91APPのヤン・ミンファン代表取締役は次のように述べています。「サードパーティクッキーの段階的廃止により、RMN2.0は広告メディアの発展と将来のパーソナライズド・マーケティングの強化を促進すると予想されます。」

「今回の91APPとの提携は、メディアと小売eコマースの境界線を越えた重要な進展となります。AIの支援により、広告の配置と精密マーケティングがより効率的になり、ユーザーにより適切な商品の提案やシームレスな購買体験を提供し、ユーザーと広告主の両方のニーズを満たし、Win-Winの状況を実現します。また、当グループの技術研究開発への継続的な投資は、データインサイト、AI、テクノロジー、そして強固な広告主との関係を活用し、次世代の強力なメディアプラットフォームを構築・維持するという統合戦略の一環です。」とTNLメディアジーンのジョーイ・チャンは述べました。


91APPについて 

2013年に設立された株式会社91APP(ナインワンエーピーピー、証券コード6741)は、台湾で初めてTPExに上場した栄誉あるSaaS(Software-as-a-Service)ソフトウェアサービス企業であり、D2C(Direct-to-Consumer)およびOMO(Offline-Merge-Online)小売ソフトウェアクラウドサービスのリーディングプロバイダーです。数多くの有名国際ブランドグループ、中・大規模の小売ブランド、チャネルを支援し、DXの迅速な実現、実店舗を持つ小売のeコマース構築、D2CとオムニチャネルOMOの運用利益の実現に貢献してきました。台北に本社を置き、香港とマレーシアで海外事業を展開、従業員数は600人超。Startup Island TAIWANによって台湾の「Next Big」企業の1つに認定されており、この名誉ある国家認定を受けた唯一のeコマース企業です。

TNLメディアジーンについて

TNLメディアジーンは、多ジャンル展開する信頼性の高いデジタルメディアブランドと、AIを活用した広告・データ分析ソリューションを主力とするアジアの次世代メディア企業です。主に日本と台湾のオーディエンスに向けて、日本語、中国語、英語で信頼性の高い幅広いデジタルメディアコンテンツを、提供し、東アジアおよび東南アジア市場への拡大を目指しています。また、広告主がアジアのミレニアル世代やZ世代と繋がることができる、AIを用いた広告・データ分析ツールや、デジタルスタジオ・ソリューションを提供しています。

市場をリードするモバイル広告ネットワーク、データ分析、AIを活用した広告サービスを通じて、ゼロ、ファースト、セカンドパーティデータから得た深いユーザーインサイトを広告主やマーケティング顧客に提供し、高い広告効果を実現しています。

2024年2月末現在、TNLメディアジーンは日本と台湾で22のメディアブランドを展開し、ニュース、ビジネス、B2Bメディア、テクノロジー、ライフスタイル、食からスポーツ、エンターテインメントに至るまで、高品質で独立したデジタルメディアコンテンツを配信しています。

日本、台湾、香港にオフィスを構えており、投資家には、ノースベースメディア、ユーチューブ共同創業者のスティーブ・チェン氏、Twitch共同創業者のケヴィン・リン氏、シリコンバレーの投資家ティム・ドレイパー氏、日本のデジタル広告代理店デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社、株式会社ファンコミュニケーションズ代表取締役社長の柳澤安慶氏などがいます。また、ブルー・オーシャン・アクイジション(Nasdaq: BOCN)との合併によりナスダック市場に上場する計画を発表している。

詳細は当グループのウェブサイトをご覧ください。
 

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