台湾のAI開発における新時代到来を告げた画期的な「生成AIウィーク」、産学官の架け橋に
2024/05/25TNLメディアジーンは、画期的な動きとして、米国在台湾協会(AIT)と米国イノベーションセンター(AIC)の指導のもと生成AIカンファレンス組織委員会と提携し、生成AIウィークを開催。5月25日に終了した同イベントは、台湾の生成AI開発に新たな勢いをもたらしました。
この1週間は、5つのワークショップ、9つのフォーラム・セッション、7つのミートアップ、そして「未来を定義する: 生成AIウィーク創造展」など、多彩な催しが目白押しとなりました。この画期的なショーケースでは、複数の生成AIクリエイターによるコラボレーション作品が展示され、AIドリブンな芸術創作における無限の可能性を垣間見せるとともに、人間の創造性が人工知能と融合したときの計り知れない可能性を印象づけました。
グランドフィナーレとなる5月25日の生成AIカンファレンスは完売が話題となり、世界中から700人を超える熱心な参加者を集め、グローバル・コミュニティの生成AIに対する強い関心を反映する結果となりました。
基調講演に登壇した元グーグル台湾取締役のリーフェン・チエン氏(Lee-Feng Chien)は、幅広い業界知識と鋭い洞察力によって、生成AIの現状と展望を鋭く分析。同氏は、2023年初頭の業界の焦点はAI技術の進歩であったが、現在はさまざまなサービスにおけるAIの統合と応用に移っていると指摘しながら、「AIをつかまえる者は、そうでない者に取って代わりつつあり、AIドリブンなビジネスは、そうではないビジネスを凌駕しつつある。AI開発する力を持つ国は、積極的ではない国の文化に影を投げかけるかもしれない」と語りました。
台湾のチャンスと優位性については、チエン氏は特に「エッジAI」とロボット工学において強気です。言語モデルがエッジデバイス上で実行できるようになれば、「エッジAI」が新たな戦場になるだろうと予測。さらに、ロボットの膨大な学習データを得た生成AIの能力は、強化された自然言語コミュニケーション能力と相まって、近い将来、汎用ロボットの大幅な発展を促進すると期待しました
同カンファレンスには、台湾の有名なEコマース・プラットフォーム「91APP」のプロダクト・マネージャーであるリー・クンモウ氏(Lee Kun-Mou)、電通マーケティング・コミュニケーション・グループの戦略&イノベーションを率いるシウ・イーウェン氏(Shiu Yi-Wen)、SimpleMessage Design社の共同設立者であるツァン・ジーチ氏(Zhang Zhi-Qi)など、産学界から数多くの影響力あるスピーカーも登壇。彼らは、eコマース、マーケティング、コンテンツ制作など、さまざまな領域における生成AIの応用に関する洞察や見解を共有し、多様で深い視点を提供することを通して、参加者間の活発な議論をうながしました
TNLメディアジーンCEO兼共同設立者のジョーイ・チャン(Joey Chung)は、「生成AIウィークの成功は、この分野に対する台湾社会の強い関心と熱意を示すものです。カンファレンスと創作展示会を通じて、我々はさまざまな領域における生成AIの大きな可能性を目の当たりにしました。私たちは、このようなイベントの場を通じて、台湾における生成AIの発展を加速させ、産学官および研究機関との連携と交流を促進し、台湾における生成AIがもたらす豊かな未来を共同で形づくることを期待しています」と述べました。
生成AIカンファレンス組織委員会のキュレーターであるリー・ムーユエ氏(Lee Mu-Yueh)も、「生成AIがもたらす変化は、プログラミングの支援から画像や音楽の生成まで、多面的です。今年、TNLメディアジーンメディアと共同で生成AIウィークを開催できたことを光栄に思います。このイベントでは、カンファレンス、コーディングのワークショップ、Midjourneyによるイメージ生成のワークショップ、生歌とパフォーマンスを通してAIが生成した音楽を紹介する展示など、多様なアクティビティが行われました。毎月開催しているミートアップや、ChatGPTを使った自動筆記プログラム焦点を当てたブッククラブへの参加を心からお待ちしています」と語りました。
生成AIウィークの成功は、台湾における生成AI発展における新たなマイルストーンとなりました。会議での交流や議論、展示会での示唆に富む作品を通じて、生成AIに対する台湾社会の理解と、生成AI活用は、新たな高みに達しました。台湾は、あらゆるセクターからの一丸となった協力により、この分野のチャンスをつかみ、課題に対処する態勢を整えており、生成AIに関して世界的な舞台で輝きを放っています。
お問い合わせは下記まで:
Ming-Yueh Wang
Phone: 02-6638-5108
Email: how@thenewslens.com
生成AIカンファレンス組織委員会について
「私たちは、この時代の転換点に立ち会いました。あなたと同じように、迫り来るAIの波に直面し、私たちは『人は人間同士の協力によってのみ、AIよりも速く動くことができる』と悟りました」
生成AIカンファレンス組織委員会は、毎年開催される生成AIカンファレンスと、毎月開催されるコミュニティ・ミートアップを運営しています。これらのイベントは、知識共有の場としてだけでなく、多くの講演者がそれぞれの組織の最新のAIアプリケーションを発表する舞台としても機能。生成AI関連のイベントは、参加者満足度97%という驚異的な数字を達成し、「台湾で最も包括的で質の高いディスカッション」と称賛されています。
生成AIカンファレンス組織委員会の中心メンバーは、リー・ムーユエ氏(Lee Mu-Yueh)とクエ・リァンビン氏(Xue Liangbin)。リー・ムーユエ氏は、Lee Mu-Yueh社の代表で、企業が生成AIを導入するためのコンサルティング・サービスを提供しており、委員会の関連イベントの運営も担当しています。クエ・リァンビン氏は、AIスタートアップのMeetTomorrow社の共同設立者にして、パーソナルAIアシスタント「MeetAndy」の開発者。Hive Venturesのアドバイザーも務め、その豊富な業界経験を委員会に提供しています。
TNLメディアジーンについて
TNLメディアジーンは、多ジャンル展開する信頼性の高いデジタルメディアブランドと、AIを活用した広告・データ分析ソリューションを主力とするアジアの次世代メディア企業です。主に日本と台湾のオーディエンスに向けて、日本語、中国語、英語で信頼性の高い幅広いデジタルメディアコンテンツを、提供し、東アジアおよび東南アジア市場への拡大を目指しています。また、広告主がアジアのミレニアル世代やZ世代と繋がることができる、AIを用いた広告・データ分析ツールや、デジタルスタジオ・ソリューションを提供しています。 市場をリードするモバイル広告ネットワーク、データ分析、AIを活用した広告サービスを通じて、ゼロ、ファースト、セカンドパーティデータから得た深いユーザーインサイトを広告主やマーケティング顧客に提供し、高い広告効果を実現しています
2024年2月末現在、TNLメディアジーンは日本と台湾で22のメディアブランドを展開し、ニュース、ビジネス、B2Bメディア、テクノロジー、ライフスタイル、食からスポーツ、エンターテインメントに至るまで、高品質で独立したデジタルメディアコンテンツを配信しています。 日本、台湾、香港にオフィスを構えており、投資家には、ノースベースメディア、ユーチューブ共同創業者のスティーブ・チェン氏、Twitch共同創業者のケヴィン・リン氏、シリコンバレーの投資家ティム・ドレイパー氏、日本のデジタル広告代理店デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社、株式会社ファンコミュニケーションズ代表取締役社長の柳澤安慶氏などがいます。また、ブルー・オーシャン・アクイジション(Nasdaq: BOCN)との合併によりナスダック市場に上場する計画を発表している。
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