インサイドとディジデイ・ジャパン、アジア太平洋のRMNリーダーを迎え日台リテールメディアネットワークの動向を議論

2024/10/17 TNL Mediagene
インサイドとディジデイ・ジャパンは、「INSIDE FUTURE DAY – RMN INSIGHT:アジア太平洋地域の広告エコシステムにおけるリテールメディアネットワークの革新」というフォーラムを共同で開催しました。台湾と日本のリテールメディアネットワーク(RMN)における企業のトップリーダーによる洞察を通じ、参加者は両地域におけるRMNの現在の発展状況と成長トレンドを把握することができました。

2024年9月27日 台北 - TNLメディアジーングループ傘下の2大メディアブランド、テックメディア「インサイド(INSIDE)」とマーケティングメディア「ディジデイ・ジャパン(Digiday Japan)」は、INSIDE FUTURE DAYを共催しました。今年のテーマは「RMN INSIGHT」で、アジア太平洋地域におけるリテールメディアネットワーク(以下、RMN)の革新的な発展に焦点を当てました。台湾、日本、その他アジア太平洋地域から実店舗およびデジタルリテール、デジタル広告、テクノロジー業界のリーダーが集まり、広告エコシステムの変革について議論しました。

インサイド編集長のクリス・チャンは、「INSIDE FUTURE DAYは、最先端のテクノロジートレンドに関する業界の議論をリードすることを目的に、毎年行われる重要なイベントです。今年は、RMNが新しいデジタル広告の潮流となり、RMNがデジタル広告の仕組み全体を大きく変える可能性があると捉えて、RMNに焦点を当てました。このフォーラムを通じて、台湾のデジタル広告エコシステムに与えるRMNの影響を深く掘り下げ、業界に未来を見据えた洞察と実践的な方向性を示します。」と述べました。

さらに、彼は「イベントに先立ち、インサイドはRMN市場の調査を開始し、台湾の約200社からRMNに関する計画や見解、市場の反応を集めました。調査によると、35%の企業が既にRMN関連の業務を開始しており、60%以上がRMN関連の予算を増やす計画を持っています。インサイドはこれらの市場動向に基づいた分析レポートを作成しており、今後も動向を追っていきます」と述べました。

共同主催者であるディジデイ・ジャパンの共同編集長、戸田美子は、日本におけるRMNの進展、特にバージョン1.0から3.0までの変化について言及し、日本のRMN市場が今後も拡大し、2027年には9,330億円規模に達すると予測しています。

フォーラムのハイライトの一つとして、株式会社ファミリーマートのCMO/CCROである足立光氏による基調講演がありました。足立氏は、日本のファミリーマートがどのようにRMN戦略を活用し、ブランドパートナーシップを構築し、マーケティングのイノベーションを推進しているかを紹介し、参加者に貴重な国際的視点を提供しました。

また、インサイドとディジデイ・ジャパンによる台湾と日本のRMN市場に関する観察に加え、foodpanda、台湾ファミリーマート、91APP、Bridgewell、AviviD、JS ADWAYSといった企業の幹部が、RMN分野での革新的な取り組みについて発表しました。これらのプレゼンテーションでは、データ活用やAI統合、パーソナライズマーケティングといった多くの注目トピックが取り上げられ、RMNが台湾のデジタル広告やリテール業界に様々な影響を与えていることが、より明確になりました。

INSIDE FUTURE DAYの成功を通じて、台湾のデジタル広告業界に有益な洞察がもたらされ、さらに業界を超えた交流の場も生まれました。台湾でのRMNの急速な成長により、この新しい仕組みが台湾のデジタルマーケティングをより多様で効果的にすることへの期待が高まっています。


TNLメディアジーンについて

TNLメディアジーンは、多ジャンル展開する信頼性の高いデジタルメディアブランドと、AIを活用した広告・データ分析ソリューションを主力とするアジアの次世代メディア企業です。主に日本と台湾のオーディエンスに向けて、日本語、中国語、英語で信頼性の高い幅広いデジタルメディアコンテンツを、提供し、東アジアおよび東南アジア市場への拡大を目指しています。また、広告主がアジアのミレニアル世代やZ世代と繋がることができる、AIを用いた広告・データ分析ツールや、デジタルスタジオ・ソリューションを提供しています。 市場をリードするモバイル広告ネットワーク、データ分析、AIを活用した広告サービスを通じて、ゼロ、ファースト、セカンドパーティデータから得た深いユーザーインサイトを広告主やマーケティング顧客に提供し、高い広告効果を実現しています。

2024年2月末現在、TNLメディアジーンは日本と台湾で22のメディアブランドを展開し、ニュース、ビジネス、B2Bメディア、テクノロジー、ライフスタイル、食からスポーツ、エンターテインメントに至るまで、高品質で独立したデジタルメディアコンテンツを配信しています。 日本、台湾、香港にオフィスを構えており、投資家には、ノースベースメディア、ユーチューブ共同創業者のスティーブ・チェン氏、Twitch共同創業者のケヴィン・リン氏、シリコンバレーの投資家ティム・ドレイパー氏、日本のデジタル広告代理店デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社、株式会社ファンコミュニケーションズ代表取締役社長の柳澤安慶氏などがいます。また、ブルー・オーシャン・アクイジション(Nasdaq: BOCN)との合併によりナスダック市場に上場する計画を発表している。

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